今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その12

声に出して読みたい日本語
齋藤 孝 / 草思社
スコア選択: ★★★★


僕の好きなサザンの桑田さんは,歌詞を書くときに万葉集などを開きながら考えたりすることがあるそうです.

歌を好きになるかどうかの一つに,歌詞が綺麗かどうかというのがあります.メロディーとは別に,詞としてリズムがいいとか,表現が巧いとか.歌詞の中にねじ込まれた文語体が妙に好きだったりとか.

そんなことを考えているうちに,少し日本語ってやつに興味を持ち始めました.
で,この本を見つけたんですね.

『歴史の中で吟味され生き抜いてきた名文,名文句を私達のスタンダードとして選んだ』
そういう本です.

韻を踏む.
限られた字数の中で表現する.(だからこそ,読み手,聴き手に想像が広がる)

っていうのは,和歌を初め,日本文学に古くからあるものであって.

J‐ポップス興隆の源流ここにあり.(著者)

だそうです.

著者はこの本を読む時に,腰胆を据えて暗誦・朗誦することを勧めています.電車の中で読んでいるので,さすがに声に出して読むことはできませんでしたが,ちょっとだけ口をもごもごさせながら読みました.

古文や漢詩には解説が付けられていますし,作者はどういう人物であったかなども教えてくれます.

そりゃあ,原文のままではよく意味がわからないものも多数ありますよ.僕,もともと国語苦手ですし.でも,著者曰く,それでもいいのだそうです.まずはリズムを楽しむのだそうです.意味は年齢を重ねた時に,ふとしたことで理解できる日がくるもので,それもまた一つの愉しみなのです.
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by Tickerer | 2006-02-12 19:08 |
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