カテゴリ:本( 36 )

今までに売れた本を読んでみようキャンペーンとかもういいんだけど その16

ちょっとしたコツで字がみるみる上手くなる―読むだけで上達する93の基本ポイント
山下 静雨 / 日本文芸社
スコア選択: ★★★★

字の書き込み練習帳ではなく,字を上手く見せるちょっとしたコツを93個教えてくれる本.

コツの例:シーソーの法則
内容:ふふふ.内緒.

もちろん,僕レベルのヘタ字の人は読むだけではダメで,これを基に練習をしなければならないけどね.

新書サイズで読みやすいので,ちょっと上手くならないかなぁと思っている方は一読されてみてはいかがか.
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by Tickerer | 2006-03-28 21:48 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その15

国家の品格
藤原 正彦 / 新潮社
スコア選択: ★★★


安易な欧米化と一線を画した品格ある国家とは.
論理と合理性に偏り過ぎた現代の世界にこそ,日本特有の情緒と武士道精神が必要.

ということについて述べている本.

著者の主義主張もなかなかに偏っているなと思わせる一方,的を得た指摘には肯くところも多い.

ただ,議論が飛びすぎて,主張の根拠に説得力が欠ける部分が所々見られる気がする.

日本に根付いていた,もののあはれ,惻隠の情を今こそ呼び起こそうという議論には大賛成.
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by Tickerer | 2006-02-26 23:27 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その14

ホンモノの文章力―自分を売り込む技術
樋口 裕一 / 集英社
スコア選択: ★★


著者は予備校や通信添削などで小論文添削を行ってきた文章のプロ.

小論文,企業レポート,自己推薦書,エッセイの書き方について教えてくれる.

しかし,内容はごくごく基本的な内容であり,大学・大学院で論文を書いてきた経験から学んだ以上のことは書いてはいないので,今読んだ価値はあまりなかった.というより,大学入学前くらいに読んでおきたかったかな.

手紙・eメールの書き方については勉強になった.会社にメールを送る時は書き方がよく分からなくてこまるからねー.丁寧になりすぎるのもメールの簡潔性をなくしてしまうし,かといってあまりにそっけないものは無機質で温かみがないし.その間を埋める書き方を学んだことは,これからきっと役立つだろう.
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by Tickerer | 2006-02-18 23:43 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その13

人は見た目が9割
竹内 一郎 / 新潮社
スコア選択: ★★


人間が伝達する情報の内,話す言葉の内容そのものが占める割合は約7%.
ここでは,それ以外の,表情,仕草,色,口調など,残りの93%について考えてみよう.

と,いう本.
つまり,ノンバーバルコミュニケーションの本.

著者は『さいふうめい』というペンネームでも知られる,原作家・演出家.(哲也 雀聖と呼ばれた男)

演出家は,「観客にこれを伝えたい」と考えたとき,役者に仕草,表情などを指導する.何故そのように指導するのか.それは,『そういう表情なり仕草をすれば,観客にはこう伝わる』ということをよく知っているから.

演出家というのは,ノンバーバルコミュニケーションの専門家とも言える.

実際に活躍する演出家の指導方法,演出方法についての生の話は興味深い.

「舞台上において,一人で恐怖心を表現するのは難しい.」
さて,何故でしょう.ふふふ.

答を聞けばわかるんですよ.「ああ,確かにそうだなぁ」と.
でもね,ちゃんとそれを知識としてもっていない.
言われればわかる,つまり無意識では認識している.
そういう,「ああ,確かにそうだなぁ」という発見が幾つかあったのは良かったかな.

ただ,本の内容が多岐に渡りすぎているのが不満.
そのために,一つ一つの章の掘り下げが浅く,もの足りない感は残る.
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by Tickerer | 2006-02-13 23:00 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その12

声に出して読みたい日本語
齋藤 孝 / 草思社
スコア選択: ★★★★


僕の好きなサザンの桑田さんは,歌詞を書くときに万葉集などを開きながら考えたりすることがあるそうです.

歌を好きになるかどうかの一つに,歌詞が綺麗かどうかというのがあります.メロディーとは別に,詞としてリズムがいいとか,表現が巧いとか.歌詞の中にねじ込まれた文語体が妙に好きだったりとか.

そんなことを考えているうちに,少し日本語ってやつに興味を持ち始めました.
で,この本を見つけたんですね.

『歴史の中で吟味され生き抜いてきた名文,名文句を私達のスタンダードとして選んだ』
そういう本です.

韻を踏む.
限られた字数の中で表現する.(だからこそ,読み手,聴き手に想像が広がる)

っていうのは,和歌を初め,日本文学に古くからあるものであって.

J‐ポップス興隆の源流ここにあり.(著者)

だそうです.

著者はこの本を読む時に,腰胆を据えて暗誦・朗誦することを勧めています.電車の中で読んでいるので,さすがに声に出して読むことはできませんでしたが,ちょっとだけ口をもごもごさせながら読みました.

古文や漢詩には解説が付けられていますし,作者はどういう人物であったかなども教えてくれます.

そりゃあ,原文のままではよく意味がわからないものも多数ありますよ.僕,もともと国語苦手ですし.でも,著者曰く,それでもいいのだそうです.まずはリズムを楽しむのだそうです.意味は年齢を重ねた時に,ふとしたことで理解できる日がくるもので,それもまた一つの愉しみなのです.
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by Tickerer | 2006-02-12 19:08 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その11

生協の白石さん
白石 昌則 東京農工大学の学生の皆さん / 講談社
スコア選択: ★★★

ご存知,一時期ネットで話題になった生協の白石さんの“受け答え”の書籍化.

既にネットで幾つか見ていたから,それ程興味はなかったが,本屋で見かけたので買ってみた.

読んでみると知らないもの多く,結構楽しめたり.
白石さんの優しい切り返しには,胸がほっこりすること間違いなし.

僕のお気に入りは,次の2つの質問に対する“回答”.

「青春の1ページって地球の歴史からするとどのくらいなんですか?」
「どうすれば,人間は空中で,ジャンプできるのですか?白石さん.二段ジャンプのことです」

哲学的見識から物理学の知識まで要求されるこれらの質問に,果たして白石さんは何と答えたのかー!?
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by Tickerer | 2006-02-11 23:17 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その10

頭がいい人、悪い人の<言い訳>術
樋口 裕一 / PHP研究所
スコア選択: ★★★


名前の通り.言い訳のしかたです.
といっても,僕は別に言い訳を上手になろうとしているわけではなくて.

こんな言い訳してたらみっともないよね,気をつけよう.
という意味をこめて買った,言わば自戒のための本です.

言い訳はしないように生きてるつもりなんですが,それでもしてしまう時はあるわけで.

以前,待ち合わせの時間に遅れた時は
「怪我した子犬を病院に連れて行ってた」
って言いましたからね.

当然信じてもらえませんでしたけど.

で,言い訳しないようにしてるつもりだったけど,この本を読んでると当てはまることが結構多い.
「うわー,俺めっちゃ言い訳してるんじゃないか?」
と思いながら読みました.他人だけでなく,自分自身への言い訳とかもね.
半分反省,半分自嘲.

ごめんなさい,今までいっぱい言い訳してました.
もう絶対にしませんとは言い切れませんが,日々精進いたします.

そのためにこの本を傍らにおいて,時々見直そうと思います.
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by Tickerer | 2006-02-04 23:00 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その9

死の壁
養老 孟司 / 新潮社
スコア選択: ★★★★


先日『バカの壁』を読んでいまいちしっくりこなかった僕ですが,この本を読んで,あの時何となくもやもやしていたものがとれました.筆者自身,この本は『バカの壁』の続きであり,「私の言いたいことはこれで言い尽くした」と最後に述べていますから,これはきっと二部作みたいなものだったのでしょう.

なるほど,こういうことが言いたかったのかと,やっと納得できました.やっぱり僕は物分りが今ひとつよくない,できの悪い生徒のようです.一から十までちゃんと言ってもらわないと理解できないのです.ごめんなさい.

内容は,タイトルそのまま,死についてです.何体もの死体を解剖してきた筆者の言葉には重みがあります.しかし,死について考えるということは,その裏の生について考えるということと同義ですから,この本は一つの訓示のようなものです.

医者の視点を交えた安楽死についての件は興味をひきつけられました.安楽死についての問題が完全に氷解したわけではありませんが,新しい視点を得たのは大きかったように思います.

筆者は作中で「言いたいことは全部言った.もう文句はない」と述べていますが,最近,『超バカの壁』という新刊を出しました.きっと,また文句がでてきたのでしょう.
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by Tickerer | 2006-02-01 23:14 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その8

報道危機―リ・ジャーナリズム論
徳山 喜雄 / 集英社
スコア選択: ★★★


もう何かここ数年ね,マスメディア(主にテレビ)の報道おかしくないですかと.報道番組ですか,それともワイドショーですかと.‘悲しいニュース’を演出するためのBGMとかね,‘ちょっと怪しい奴’って程度で‘報道側が意図するイメージ’を視聴者に植えつけるようなシーンをくり返し映したりね.新聞ですら,泣いてる写真を一部トリミングして涙を強調したりしてるしね.

バイアスかけすぎじゃないですかと.
まあそんなことをずっと感じていたのがこれを読むきっかけでした.

メディアスクラム(集団的過熱取材).やりすぎでしょ,あれ.
「メディア」vs「権力」のはずが,いつのまにか「メディア」vs「民衆」になってる.

これいかがなものか.

この本は,そういう問題点が生まれた経緯,ジャーナリズムOJTの限界,そして,未来への提言について述べています.

諸外国のジャーナリストの姿勢,制度,教育含め,勉強になりました.
でも,まだまだ読み足りない.他の本も探してみよう.
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by Tickerer | 2006-01-29 23:52 |

今までに売れた本を読んでみようキャンペーン その7

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す
三砂 ちづる / 光文社
スコア選択: ★★★★


タイトルだけ見ると最近の女性はオニババになってきてるから男達は気をつけろ~みたいな本かもと思いますが,全く違います.

フェミニズムの風潮も後押しして,近年女性の社会進出が増加しています.20代,30代でバリバリ働いて,働いていれば結婚もする必要もないし子供だって欲しくなけりゃつくらなければいい.

親だって,
「仕事を持っていて自分の生活費が稼げるんだったら,別に結婚する必要もないよ」
と言います.
でもそれは,裏を返せば
「生きていくのにお金さえあればいいよ」
と言っているようにも聞こえます.

本当にそうでしょうか?
女性に生まれたからには,女性しか経験しえない,本当の人生の喜びというものがあるのではないでしょうか.
せっかく持って生まれた自分の身体をおろそかにしないで,もっと正面から向き合ってみてはどうでしょうか?

...と,いう本です.

正直,僕は女性ではないので分からない(実感がわかない)部分は多々あります.でも,月経はつらそうだなとか,妊婦さんは色々大変そうだなとか,出産は何だか良く分からないから怖いななどという漠然とした思いくらいは持っています.きっと,女性は僕が思っている以上の思いを持っているのでしょう.

でもこの本に書かれているのは,そういった“辛さ”ではありません.
詳しくは読んでもらえばいいと思うのですが,ここに書かれているのはそういうこれまで“苦行”とさえ認識されてきた女性の“経験”を,もっと大切なものとして向き合っていこう.その姿勢一つで“苦行”が“喜び”に変わるのだよと.むしろ,“喜び”の姿こそ本来そこにあるべき形なのだよと.

そういうことを教えてくれる本です.女性には是非一読していただきたいと思った本です.きっと“当事者”ならではの,僕と違った感想も持たれることでしょう.「そんなにうまくはいかへんよ」とかいう話も聞いてみたいところです.

あと,なぜ僕がこんなにこの本を好きになったのかというと,本の中に“温かみ”が感じられるんですね.筆者は40代半ばの女性で,大学教授を務めたり,「助産婦のいないブラジルに助産婦をつくる」といった活動をされていた人なのですが,この人の語り口調が優しいのです.文章の書き方がどうとかそういうことではなくて,行間に隠れた想いというか,本当に相手(女性)のことを考えて,“伝えて”くれているんだなぁという思いをひしひしと感じました.

そう,縁側でおばあちゃんがお話してくれている情景が思い浮かびました.
それは“オニババ”ではなく,何でも包み込んでくれる“おばあちゃん”でした.
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by Tickerer | 2006-01-25 22:46 |