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本・ザ・プール 34

イン・ザ・プール
奥田 英朗 / 文藝春秋
スコア選択: ★★

内容(「BOOK」データベースより)
「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。

『空中ブランコ』という作品をテレビで見たことがあり,その前作にあたる本書を拝見しました.
ぶっとんでるよ,ぶっとんでる.

テレビ版の精神科医は阿部寛が演じており,本書中では小太りという設定の同医者とはイメージの乖離はあったものの,阿部寛をイメージして読んでみました.

テレビ版は面白かった気がするんだけれどなぁ,本として読んでみるといまひとつ?なのはなぜだろう.

「あれか,露出狂の看護婦が実写だったからか.」

うおぃ,違うよ!
誰の声だよ!
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by tickerer | 2007-02-28 23:40 |

本をだせ 33

アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂 幸太郎 / 東京創元社
スコア選択: ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は ― たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。

この人の作品好きだなぁ.センスに魅かれる.
この間読んだ『重力ピエロ』とどちらが好きかと訊かれると,僅差で『重力ピエロ』なのだけれど,こちらの『アヒルと鴨のコインロッカー』も十分に満足のいく読後感で,「おう,そうだったのか」と思わせる部分については本作品のほうが勝っていたりします.

今年5月には映画化されるようで,果たしてこれをどう映像に起こすのか,こっそりと注目するところでもあるのであります.

さてさて,明日からまたお仕事ですが,このウィークエンドは約束していた相手がインフルさんにかかってしまい遊びにいけず,やや不完全燃焼だったのであります.(-_-;)ムム.

「生きるのを楽しむコツは二つだけ.クラクションを鳴らさないことと,細かいことを気にしないこと」

とは作中,河崎という男の言葉.

おーけーおーけー.気楽にいきやしょう.

...
...ん?
いや,これ,本屋強盗に誘うときの口説き文句だったっけか.
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by tickerer | 2007-02-18 23:52 |

本じょー 32

新宿鮫
大沢 在昌 / 光文社
スコア選択: ★★★
内容(「BOOK」データベースより)
ただ独りで音もなく犯罪者に食いつく―。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。待ち受ける巧妙な罠!絶体絶命の鮫島…。登場人物の圧倒的な個性と最後まで息をつかせぬ緊迫感!超人気シリーズの輝ける第1作。

刑事貴族という往年のテレビドラマがあった.
水谷豊が最も輝いていたよき時代.

松方弘樹,地井武男,高樹沙耶が脇を固め,よく撃たれる田中実と宍戸開が角を守る.

「みのるー!!」(田中実は役名も実)
「拓,しっかりしろ!」(宍戸開のこと)

彼らは再放送の度に撃たれてた.

怒りに震え犯人を追う本城(これが水谷豊).
警察手帳は持って行かない.
「自分は刑事もやめる覚悟です.」

「本城のやつ...」
手帳を預かった松方弘樹は毎回のことに困った表情を見せるが,心の中で強く呟くのだ.
生きて帰ってこいよと.

最近は,温和でどこか達観している感じの役柄が多い水谷豊だが,本当は今にも仲間のために走りだしたい,そんな熱い血潮が流れているはずなんだ.

そんな水谷豊が好きなんだ.
本城刑事,カムバック.

...ん.
......あ.
新宿鮫の感想だっけか.
えーと,あれ.

ほんじょー.
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by tickerer | 2007-02-11 02:26 |

アイスじゃないよ 本だよ 31

重力ピエロ
伊坂 幸太郎 / 新潮社
スコア選択: ★★★★

内容(「BOOK」データベースより)
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

ポップなセリフでリズムを刻んでるような物語.ガラス一枚隔てたような,どこか現実とは違う空間を創り上げるのは,主人公の弟「春」.ほか魅力的な人物多数.ちゃっかり引き込まれた読者一名.この作者の本,もっと読んでみたい.

「楽しそうに生きてれば,地球の重力なんてなくなる」
「その通り.私やあなたは,そのうち宙に浮かぶ」

まさにスタイリッシュな現代文学と評した解説に,「うん,そうかもね」なんて素直にうなずいてしまうのは,まだまだおいらが本を読んでない証拠.あちゃー.
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by tickerer | 2007-02-03 01:01 |